発泡スチロールを使った水耕栽培の作り方
完成後に苗をセットしたところ
給水ポンプを動かして排水の戻りを確認しているところです。
直接ウレタンをセットするのではなくこのような容器に入れています。この容器は喘息の薬が入っていたものを再利用しています。
苗はこうやって作ります
とろ舟と呼ばれているモルタルを練る時に使う容器です。これは耐久性がある上に値段が安いのでお勧めの容器です。私は10年くらい前に買って使用しなくなったのを利用しました。左側下部に排水管を設置しました。
発泡スチロールに穴を開けているところです。現物に合わせて少しづつ切っていきます。
実際の栽培写真です。ここには白菜 1、キャベツ 1、リーフレタス 4 植えてあります。リーフレタスはこの後収穫しました。
パイプを使った栽培装置の作り方
パイプは2メートルのものを購入し、無駄が出ないように寸法を決め切断しました。継ぎ手は、チーズ40mmが9個、エルボ40mmが5個、5mm厚の塩ビ板1枚(大きさは写真参照)
パイプの切断面はできるだけ直角にし、バリはきれいに落とします。切断面がきれいでないと水漏れの原因になります。
主装置の材料
パイプは40ミリの排水管を使用します。下の絵はミニ白菜をイメージして寸法を決めました。一番長いパイプで240ミリです。リーフレタスなどでは100ミリ短くしても大丈夫です。今回は栽培箇所3個2列で計画しました。

40ミリの接手を使う理由は内側の段差です。この段差にウレタンが乗るようにします。排水管の中では一番安いので低予算で制作できます。
組み立て
組み立ての順序は自分のやりやすいようにしよう。接着剤を使うまでは自由に変更できます。
接着を失敗したときのためにソケットを用意しておくと修正することができます。
パイプの仮組み立て
接着剤は付けずに組み立ててみます。この時点で寸法のチェックをします。さらに自分のイメージと相違のないことを確認します。
給水装置
ポンプはこれを使います13ミリのパイプはそのままではきつくてセットできません。ライター等で先端を温めれば簡単に入ります。
ウレタンは座布団用をホームセンターで買ってきました。硬質ウレタンなので加工しやすく便利です。値段も安いです。
リーフレタスならこんな感じで栽培できます。
上の写真を角度を変えて写したところです。定植部の間隔は15センチで、ちょっと狭すぎたと感じています。6か所4列で、全部で24か所です。この装置は最初に制作したものです。
使用する部品
給水に使う配管は水道用13ミリを使います。
パイプ 13ミリ 2m
エルボ 5個ていど
動画をアップしましたので制作の参考にしてください。
最初はこんな感じで加工します。このまま使用してもいいのですが、角を落として8角形にしてもいいと思います。
塩ビ板の先端をパイプに合わせて加工し、このようにセットして水量を調節しています。資金に余裕のある方はバルブを購入すると調節が簡単にできます。
パイプを使った水耕栽培の失敗例の動画を公開しています。ぜひ見てください。